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シニアチックな水彩画家,80歳 おさむ斉藤のブログ Watercolor by Osamu 水彩画家のロス日記 Watercolorist Diary

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2007年 05月 08日

読書

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先週日曜日の小東京で、
顔見知りで近くのお土産店で働く女性に
「有る絵の事から物語が展開するちょっと怖い小説よ」
と文庫本を勧められた。
最近読書に凝っているぼくだ、有り難く貸して頂く。

誰も足を止めないブースで退屈していたぼくは直ぐ読み出した。
読み始めたらたちまちストーリの世界に引き込まれた。
時々客の相手をしながら、その日は半分読み進んだ。

最近絵描きの方に精が出ている。
思い付くものを7インチ×11インチの水彩画紙に描き止める。
初心に戻って素直な気持ちで描く。
絵の具が乾く間に例の小説を読み続けた。
そして絵が完成する前に小説を読み切る。

小説全体に流れる美しいイメージ。
しかし其れが恐ろしい悪夢に変わる。
美しい物とその中に潜む恐怖の落差が大きくて、
恐怖感は何倍にも膨らむ。
女性作者の繊細さと肌に絡み付く恐怖、
読み終えた後も暫く椅子から立ち上がれなかった。

by shinia62 | 2007-05-08 11:57 | シニアの時間 | Trackback | Comments(4)
Commented by menogaia417 at 2007-05-09 12:00
篠田節子のホンテ、明るい感じのものしか手にしてなかったのですが、探してみますね
Commented by shinia62 at 2007-05-09 23:47
menogaia417 さん
ぼくは作家によって読む事はないです。手に入った物は何でも読む(笑)。従ってこの作家は初めてです。明るい物も書いているんですか。これは彼女のホーラー第一作ですかね。
Commented by よっこ at 2007-05-10 10:24 x
おお、精力的!<手に入ったものはなんでも ♪(⌒ー⌒)o 私も見習わなくちゃね~♪
Commented by shinia62 at 2007-05-10 12:18
よっこさん
と言いながら、先日引っ越す人に書籍を40冊も頂いた時、時代物は辞退しました。読めば面白いのでしょうけど手を出す気がしない。


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