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2012年 06月 24日

サイレント・オークション 2

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 次の朝、何時ものようにメールチェック。SGFAA会長のAさんからメールが入っていた。昨日の戸外絵描き会に参加したお礼だな、そう思いながらメールを開ける。それはお礼のメールではなかった。「昨日作品もって帰ったのですか、オークションで売れたんですよ。買った人が絵が見つからないと言ってました。来週の火曜日にギャラリーに持って来てくれますか」とある。おかしいなあ。自分のオークションパネルに買い手の名前が全くなかったし、最後の最後まで会場に居た。売れた作品がイーゼルから降ろされ,Aさんがオークションの終了を告げアーティスト達がイーゼルを畳み始めたので私も帰り支度をしたのだ。

 メールに直ぐ返事を書いた。「売れてなかったと思うけれど本当ですか」と何が起こったのか解らない私。実は気に入った作品に仕上がったので売れないと良いなあと思っていた。そう思う理由はもう一つあった。オークションの掛け金は100ドルから始まると言うことだ。その金額で競り落とされたら私に儲けは全くない。25%のドネーション、額代とか材料代で何も残らない。気に入った作品が無くなるだけなどと考えていた。絵を売って暮らしている貧乏絵描きはどうしても意識が金銭のことに行く。他のアーティスト達が油絵で戸外で描くと言うのにごく小さな作品ばかりであったのはこの事情をふまえた賢い決定であったと気づいた。はがき二枚分程度のものも有り驚いたものだ。彼等は100ドルで売れても良いように準備しているのである。一方私は戸外で楽しく描けるサイズにこだわった結果、誰よりも大きなサイズに成った。戸外でちまちま描けないものね。

 てな訳で私の2回目のメールで「いくらで売れた」とズバリと訊いた。100ドルではなかったけれど、希望の金額の半分にも満たなかった。楽しかったし、戸外でもっと絵を描こうと言う気にさせてもらたし良しとするか。

 直ぐ手元を離れる作品を写真に収めよう。それを明日のブログに載せようかと思う。

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by shinia62 | 2012-06-24 03:57 | Trackback | Comments(2)
Commented by 和美 at 2012-06-24 08:07 x
ぜひ見せてください!額は付ける必要があるんですか?オークションのときには額なしですよね。
Commented by shinia62 at 2012-06-24 15:07
和美さん
今回は額を付けるように言われました。でも次にやる時は額なしでします。


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