ちょっとシニアチック Watercolor by Osamu 水彩画家のロス日記 Watercolorist Diary

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2007年 06月 29日

歯科医とオーデション

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歯科医の予約が午後2時40分、
学生映画オーデション午後5時45分。
こう書くと結構忙しそうで嬉しい。

出掛ける準備をしていたら携帯が鳴った。
携帯が鳴るのはエージェントか間違い電話だけ。
慌ててトークボタンを押す。

エージェントからだった。
「キャスティングエージェンシーの○○○ですが」
興奮のあまり彼女の名前が聞き取れなかった。
「今夜8時に時間有りますか。
NBCヒーローズの仕事の事ですが」
遂に来た人気テレビ番組よりの誘い。
いろいろ質問していたら
「これはただのインタービューですから」
と彼女。その声には「喜ぶのはまだ早い」のニュアンスを感じる。
インタビューってどうゆうこと。
まあ良い。とにかくやる事が出来て大喜びのぼくである。
予約が目白押し、有名スターの気分。

歯の治療はマウスピースを作る為の形取り。
ぼくの歯の状態から「歯ぎしりしてますね」と言うのだ。
本人は自覚がないので、
そう言われたらそうなのかと納得するしかない。
歯を痛めない為のマウスピースで、寝る時歯に被せる。
上手い事言われて要らないものを売りつけられてるのかも、
などと疑い深い自分だが、
こればかりは「歯ぎしりはしてません」と断言出来る訳でもない。

そこから真っすぐ学生映画オーデションへ行った。
USCのデジタル・アートビルの中。
USCの学生映画オーデションは過去に何度か経験している。
その時はジョージルーカス・ビルだった。
オーデションはEメールで送られた台詞を呼んで終った。
その間3分。(笑)

そしてヒーローズの撮影現場へ移動。
そこでバウチャーに必要事項を書き込む。
時間給のところに書かれている金額は普通の倍額に成っている。
夜なので時間外特別給なのか。

その時に成ってインタビューの意味が解った。
月曜日のシーンにちょい役のアジア系を探しているのだった。
候補者がぼくを入れて3人呼ばれたと言う訳。
内の1人はラストサムライで馬に成ったサムライを演じた男。
大柄で迫力がある。
もう一人は小柄なポニーテールの男。

やがて3人は撮影現場の監督の前へ。
いや、正確には監督から10メートル程離れて立たされた。
そしてアジア系の男がやって来て。
「今日来てくれてありがとう」
一人一人と握手する。そして最後に握手したラストサムライ君に。
「あなたが役を獲得しました」
その間3分(笑)。
外れた2人は笑顔でラストサムライ君におめでとうを言う。
顔で笑って心で泣いた一瞬であった。
経験を積んで落選に慣れる強さが必要だなあ。
因にその役はバーの持ち主だそうな。

インタビューが余りにも短く実働3分なのだが、
係の男が気を効かせて1時間にしてくれた。
その分の給料が出るのである。

残る疑問は、
何故ぼく達は監督から10メールも離れて立たされたのか。
遠目に存在感のある男を捜していた。
それなら大柄なラストサムライ君には適わない。
はら、ぼくってクローズアップの美貌で勝負しているから。
『・・・・・・・」
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by shinia62 | 2007-06-29 09:39 | はりうっど、ハリウッド | Comments(4)
2007年 06月 28日

お相撲さん

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得別注文の水彩画を描き始めた。
父親の誕生日に送るプレゼントなのだそうだ。
「父は相撲が好きで、桜が好きで、それから干支が猪なので、
それらが全部入った作品をお願いしたいのですが」
 それを聞いてぼくの頭の中に、
相撲取りが桜の下で猪を追っかけている図が浮かんだ。
これはとっても笑える。
それとも桜の下で猪が相撲取りを追いかけている。
これだともっと可笑しい。

桜吹雪と関取、此処までは浮世絵みたいに美しいのに
猪が出てくると何故かコミカルに成る。
なんとか猪を諦めさせようと、
「猪は見た事が無いし、描いた事もないので、、」
と煮え切らないでいたら、渋々諦めてくれた様だった。

頭の中でもう一度イメージを創ってみる。
そして名案が閃いた。猪の図柄を化粧回しに入れるのだ。
お客さんもその案に大賛成。構図は決まった。

何時になく慎重に相撲取りをざら紙に下描きする。
以前良く描いていたので、
雑誌「相撲」など参考資料が数冊有った。
それに肥った男を描くのはぼくの得意とするところ。
ささっと描き上げる。
それを水彩画紙にトレースした。

此処までやって一休み。
ネットで他人のウエブ日記を読んでいたら、
面白くて2時間半も読み続けた。
それだけで疲れて相撲取りどころではない。
今日の仕事は止めにした。

シャワーを浴びて夕食を済ませ、日記を書いている。
ニュースレターを今週中に書きたいし、
相撲の絵は来週に持ち越しだ。
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by shinia62 | 2007-06-28 11:38 | シニアの時間 | Comments(2)
2007年 06月 26日

歯と頭

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小東京の歯科医で歯の治療。
ごりごりガリガリと歯を削られる。
さんざん嫌な目に会って大金を払わされる。
増々歯科医が嫌いに成る。
でも必要だし。

今回の治療の見積りを見せて頂いた。
十万円単位の数字を見ながら気が重く成る。
「同じ治療が前回より値上がりしてますね」
不満げにぼくが言う。
「そう、今年に入って値上げしました」
「・・・・・・・」

収入が少なく出費が多ければ、
当然そのうち金は無くなる。
それではどうするか。
収入を増やす。これしか無い。
水彩画をどんどん売ろう。
最近全く仕事が来ない映画のエキストラに力を入れよう。
身体を売ろう。

そんな訳で治療の後セントラル・キャスティングへ。
追加のヘッドショットを届けた。
現在エージェンシーのファイルに有るヘッドショットは
向こうで撮ったものが一枚。
違った姿のヘッドショットが有れば仕事が取り易いと聞いた。
今日の追加写真は「人の良いおじさん」「僧侶」の2点。
これで仕事が増えます様に。
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by shinia62 | 2007-06-26 11:06 | シニアの時間 | Comments(4)
2007年 06月 26日

その4

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ある夏の出来事

夏の陽射しに、山奥の一軒家は緑の草いきれでむせ返る程だ。
ぼくは1人で遊んでいた。
畑仕事で家族は出払い、一番上の姉が家事をしている。
兄弟姉妹が多いので、その姉との年齢差は13歳くらいだろうか。
ぼくが4、5才の頃だと記憶する。

「あまり遠くへ行っちゃ駄目だよ」
 姉の声を背後に聞きながら家の回りを走り回っていた。
裏手の畑沿いの小道を走る。その左側は低い雑草が茂る空き地だ。
黄色や薄いピンクの野花があちこちに咲く。
そこには踏みつけられた道が野原の中へ続いていた。
その道が何処へ続くのか興味が湧く。

暫く歩くと乾いたかさぶたのように土が盛り上がる場所へ出た。
そこを一気に駆け抜けようとダッシュする。
広い空き地を見ると走り出したく成る、其れが子供の習性。
左足を大きく踏み出した時、予想もしないことが起こった。
踏み出した足が、乾いた土の中にぶすぶすとめり込んだのだ。
慌てて抜き取ろうとするが、今度は右足も沈み始める。
乾いた土に見えたその内側は泥沼状態だった。
もがけばもがく程身体は沈んだ。

同じ頃、姉は台所にいた。
雑用に気を取られ、外で遊ぶサムの事は忘れていた。
仕事の手を休める事なく、台所の窓から外へ目をやる。
その時、泥まみれの子供の姿が視界を横切った。
慌てて外へ出る。そこにゾンビの様な姿でサムが立っていた。
汚れの間からひーひーと息がもれ、目は恐怖に見開かれていた。
垂れ下がった手の先から黄土色の滴が落ちている。

「ちょっと、あんたどうしたのさ」
姉はぽかんと口を開けたまま目の前のゾンビを見つめた。
状況を判断するまで時間が掛かった。
突然鼻を突く悪臭に我に返る。

「それでさあ、頭からバケツで何杯も水をかけてさあ」
その夜、帰ってきた家族を前に姉の武勇伝が始まった。
ぼくは茶の間の片隅で小さく成っていた。
夕暮れ迫る山奥の一軒家から笑い声が響く。

あの沼からどう這い上がったのか記憶に無い。
説明の出来ない不思議な力に助けられたのか。
運が悪けりゃ、
ぼくの人生はあのとき終っていたかも知れない。

肥溜めに浸かり最高の肥やしを与えられたぼくだが。
兄弟の中で一番背が低かったのは何とも皮肉だ。

(続く)
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by shinia62 | 2007-06-26 07:19 | Comments(2)
2007年 06月 25日

主夫と生活

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急にその気に成って庭のブッシュを刈り込んだ。
気候が良いから植物の成長は早い。
なんと言うブッシュか知らないが
ピンクの小さな花がひしめく様に咲く。
奇麗だけれどその生命力が凄い。
放っておくと柔らかな茎が太い幹に成り
植木ばさみでは間に合わない。
小さなのこぎりで切る。
外見からは想像出来ないタフな植物だ。
小さな前庭を乗っ取られない様、時々刈り込んでいる。

冷蔵庫が空に成り、日本食マーケットへ行った。
食料が完全に無くなると買い物リストを作る必要がなくて楽だ。
目に付いた欲しい物を
どんどんショッピングカートに入れれば良い。
その後銀行へ寄り家へ帰った。

頂いたズボンを試着した。
胴回りが合うのを確かめて頂いたので、そこはぴったり。
でも股下が1インチ長過ぎ。
ぼくの得意な裁縫技術で丈を直した。
だんだん骨が解って手際が良い。
手縫いでコツコツ仕上げて行く。
老眼鏡の上から上目遣いに睨むのもプロ級。

とっても家庭的な時間が流れて行く。
キッチンの床の掃除を考えていたけれど、
其れは明日にした。
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by shinia62 | 2007-06-25 12:03 | シニアの時間 | Comments(4)
2007年 06月 24日

小東京 2

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背の高い日本女性が「どうも」と言いながら頭を下げる。
誰だろう、覚えが無い。
「今日は何時まで居ますか」
と訊くので、5時頃と答える。
「それじゃ又来ます」
と彼女は行ってしまった。
会う約束があるような態度だったけど、見た事のない人だった。

午後遅く彼女がブースへ戻って来た。
「父親の誕生日に絵を送ろうと思っているんですけど」
と話しを切り出す。やはり初めて会う人だった。
親しげな挨拶だったので、
こちらが勝手に知ってる人かと焦ったのだった。
彼女の探している題材の作品がなかったので、
次の日、何点か小東京へ持ってくる事に成った。
と、此処までが昨日。

今日、日曜日。彼女に作品を3点見せた。
その中の1点が気に入った様だった。
しかし、彼女としては絵の中に個人的なイメージを入れ
特別な水彩画にしたいと言う。
その結果特別オーダーの水彩画を描く事に成った。
ぼくとしては大歓迎。
注文で水彩画を描くのは久し振り。

来週は忙しく成るぞ。
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by shinia62 | 2007-06-24 03:10 | シニアの時間 | Comments(0)
2007年 06月 23日

小東京で

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小東京で絵を売るとき、昼はニジヤマーケットの弁当を買う。
今日も昼時マーケットへ行ったら、何だろう、凄く混んでいる。
その混み方が半端ではない。
広くもない店内にキャッシャーを待つ列がくねくねと続く。
此処のキャッシャーは二カ所しか無い。
混んでる店は嫌いなので何時もなら他へ行く。
しかし、
先週見つけた切り干し大根とおにぎりの弁当が
どうしても食べたい。
それに待ち列があまり見事なのでぼくも仲間に入りたくなった。

列の終わりを探すのが大変。
あっちへ曲がりこっちへ曲がりようやく見つける。
そんな時、中近東系の肥ったおばさんが、
「わたしこれしか買わないのだから此処に入れて」
とキャッシャー近くの日本人おばさんに頼んでる。
「だめ、みんな待ってるでしょう」
とおばさんも負けてはいない。
日本人おばさんパワーを甘く見るな。
軽く見ると国際問題に発展するんだから。

ぼくの前には感じの良い日本人女性。
後ろはとても可愛くて品の有るおばあさん。
彼女達と会話しながら待つキャッシャーは結構楽しい。
「今日はどうしてこんなに混んでいるんでしょうね」
とぼく。
「今日がこの店の二周年記念の日で、安売りしているのですよ」
とおばあさん。米などが凄く安いんだとか。
周りを見ると、なるほど米を抱えている人が多い。
残念ながらぼくの弁当は安売りには関係ないのだ。

何はともあれ、長閑な小東京で小さな興奮を楽しむ。
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by shinia62 | 2007-06-23 10:25 | シニアの時間 | Comments(6)
2007年 06月 22日

安い円

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ドルに対して日本円がどんどん下がる。
今朝は124円=1ドルだった。
日本旅行へ行くなら嬉しいニュースだけれど、そんな予定は無い。
それどころか日本の厚生年金受給額が下がってしまうから、
ぼくにとっては悲しい事実なのだ。

以前、日本円が高値を付けて予定していた
日本行きを止めた事が有った。
95年頃だと記憶する。
なんと78円=1ドルぐらいまでに成った。
あのままだったらと仮定して自分の厚生年金を計算したら
ええ、こんなに貰えたんだと嬉しい悲鳴。
と言ってもただの遊びだけれど。
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by shinia62 | 2007-06-22 11:40 | シニアの時間 | Comments(6)
2007年 06月 21日

DVD、書籍

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注文していたDVDと書籍「ダヴィンチ・コード」が届いた。
今更と言う気がしないでもないが、
興味が有る小説だったので、
アマゾンの気になる商品リストに入れてあった。

DVDは「American Pastime」。
インディー系の映画で一般公開されたのかどうか定かではない。
ぼくはPBSの映画紹介番組で初めて知った。
この番組はマイナーな作品を良く取り上げる。
中村雅俊と懐かしいジュディー・オングが出ている。
此の映画に興味を持ったのは其れが理由だ。

カバーに載っている主役級俳優4人の中に、
中村雅俊やジュディー・オングの名が無いのがちょっと寂しい。
アメリカでは無名俳優って事なのだろうね。
其れはともかく、映画は結構楽しめた。
中村雅俊って英語結構上手いのだね。
スペシャルフィーチャーのインタビューで英語で答えていた。

昔々の日本映画では、英語を話すシーンが凄く下手だった。
でも最近の日本人俳優達はそれなりにこなしている。
これは良いダイアローグコーチが付くからだろうね。
今は映画もどんどん海外進出する時代だから、
言葉も良い加減じゃ通用しないだろうし。

ポップコーンを食べながら映画見ていたから、
夕食時に成っても食欲が無い。
当たり前か。
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by shinia62 | 2007-06-21 12:43 | シニアの時間 | Comments(2)
2007年 06月 20日

画材を買いに、、

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マットボード、アートテープ、額縁用のガラスなどを使い切った。
久し振りにバレーの画材屋まで出掛ける。
フリーウエイに乗ったのだけど、
今朝は朝から小便が近くて15分間隔で激しく催してくる。
その度にフリーウエイを降りるので、
目的地までうんと時間が掛かった。
朝に水分を取らない様にすれば良かった。
最近は寝起きにコップ一杯の水、散歩の後にもう一杯。
と言った具合に水を飲む様にしているのだ。

重いガラスを必死で車に積む。
こんなに重かったかな、などと思ったりする。
やはりシニアの身体は弱く成っているのだろう。
小東京でブースの準備をする時も、
以前は気にならなかったものがやけに重く感じたりする。

せっかくバレーまで来たのだから寄り道しようかと思っていた。
でも車に荷物を積み終えたらがっくり疲れて、
真っすぐ家に帰って来た。
わざわざカメラまで持って来たのに無駄だった。
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by shinia62 | 2007-06-20 10:59 | シニアの時間 | Comments(4)