ちょっとシニアチック Watercolor by Osamu 水彩画家のロス日記 Watercolorist Diary

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カテゴリ:はりうっど、ハリウッド( 177 )


2006年 03月 14日

初公開写真

初めてのハリウッド映画エキストラ経験はラストサムライだった。
エキストラの仕事を始めるにあたって、規則が書かれた用紙を頂いた。
それにはカメラを持ち込むな、携帯はオフにしろ、スターに話しかけるな、
なんて事が書かれてあった。
後で知ったのだが、それらの規則の厳しさは映画によって異なるようで、
写真を撮っても何も言われないなんて事も有る。
もっともそれは小さなプロダクションの場合が多いが。
私は真面目な性格ゆえ厳格に規則に従ったのだけど。

元々スターと話すとか現場の写真を撮るとか興味の無い私だが、
ブログを始めてから考えが変わった。
写真が撮れたら素晴らしい資料に成るのにと残念に思うこの頃だ。

ラストサムライの時、衣装係の女性が神主姿の私達4人の写真を撮ってくれた。
「規則違反なので内緒にしてね」と安物のポラロイドカメラで撮った写真を頂いた。
その時は何とも思わなかったその写真。今では貴重なものと成った。

ここに未発表のその写真を載せます。c0053177_717143.jpg



神主の衣装はこのシーンのため。
明治天皇のひな壇。両側に並ぶ4人の神主。
左前方が私。

因に手前3人の一番左がトム・クルーズ
このシーンでトム・クルーズ他2人が前方へ歩み寄るのですが、
その時彼は私の直ぐ目の前まで来ます。
リハーサルで向こうから挨拶されました。
エッヘン、、、

下の写真は衣装係が撮ってくれた私の神主姿。秘蔵写真初公開です。
秘蔵だった理由が解るって、、、
うるせえ、、たまたま写真写りが悪かっただけだあ。



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最後の写真は以前公開した物。
セットデザイナーのRJが撮ってくれた。
町人風な私。


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これからはぼんやりせずにアンテナを張り巡らし、
エキストラ経験のあれこれを書いて行きたいと思います。
大いに期待しておくれ。
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by shinia62 | 2006-03-14 07:43 | はりうっど、ハリウッド | Comments(4)
2006年 03月 10日

学生映画に出演

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 昨夜遅く電話が成った。1時間程チャットで遊んでインターネッ
トを切った直後だった。午後10時を少し回った頃だ。電話の主が
言った。
「ジョーと言いますが、学生映画に出演して頂けないでしょうか。
実はナウ・キャスティングHPでプロファイルを見て電話していま
す」

 昨年の暮れに知人のDに勧められて、無料のプロファイルをその
HPに載せた。映画エキストラの部門が無いので俳優として。そん
なのを見ている人が居るとも思えないし、遊び心からだ。Dは月幾
らか払って本格的に登録している。

「ええ、興味ありますね」
 と私。
「それで撮影は何時なんですか」
「明日午前七時がコールタイムです」
 金曜日に特に用事はない。学生の卒業作品だと言う。学生作品へ
の出演は出演料は無いのが普通だ。俳優の卵が履歴を作るため、無
料で出るのだ。私は俳優に成るつもりは無いので必要ないのだが、
一度経験するのも良い。
「時間が有りますのでやりたいですね」
 そう答えた。現場の地図などを含めた詳細をメールで送ってもら
う。撮影はスタジオシティーの通りである。

 朝5時に起きた。雨が降っている。外での撮影に雨は困る。ラジ
オを聴くと、雨は朝方だけらしい。約束したのでとにかく行くしか
ない。現場に20分前に着いた。ヘッドライトを点けたままの白い
バンが通りに停まっている。映画の関係者らしい。結構激しい雨な
ので車の中で時間まで待った。
 そのうち全員が集まったが雨は止む気配もない。撮影をするのか
しないのか。携帯電話で連絡を取り合う。結局降ったり止んだりの
雨の中撮影が決行された。

 私が出演するのはセットカムコメディーのパイロット(作品を売
り込む為に作るサンプル)だ。勿論本物ではなく学生の卒業作品。
ハリウッド通りのある有名劇場で作品発表会が開かれるのだそうだ。
タイトルは「Hardly Working」。何をやっても続かない白人の
若者。電話帳配達のアルバイトをする。そのボスが中国人のシニア、
ミスター・ヤン、私の役。シーンは配達用のバンの中。
 こんな感じだ。

 台本はその日の朝に渡された。少ない台詞ではあるが素人の私が
即覚えて自然に演技が出来るだろうか。第一俳優としてここに居る
のが既に嘘っぽい。面白い経験がしたいからなどと言うのも無責任。
さてどんな結末に成るのだろうか。

 一回目のリハーサルが始まった。そして私は一気に打ちのめされ
る。相手役に合わせて台詞が出ない。無理も無いのだ。私は自分の
台詞だけ覚えて全体を把握していない。台詞は相手役のを含めて全
部把握しなければタイミングが掴めないのだ。

 監督がやって来た。躊躇している。監督と言っても学生で、その
場をどう処理するのか迷っている様だ。特に私の素人丸出しに。監
督は私と目を合わすのを避けていた(笑)。あまりの酷さに言葉を
失った、そんな様子である。監督は私には全く何も言わず、主演の
白人にいろいろ注文を付ける。プロの俳優らしく、演技は抜群に上
手かった。一方私は何を言われるのかと、一種の期待で彼の言葉を
待つ。

 ようやく監督が私を見た。しかし何も言わない。そこに有った台
本を手に取ると、私の台詞が載るページを本体から外した。その上
部にテープを張るとこちらに渡し
「これをハンドルに張れば大丈夫」
 と宣言した。因にこのシーンで私は車を運転しているのだ。カン
ニングしろと言う訳だ。たった一度のリハーサルでこの結論はショ
ック。その後の監督の皮肉っぽい冗談が、呆然とする私の耳に遠く
聞こえた。
「マーロン・ブランドも台詞が覚えられなくてメモを使っていたん
だ。それと同等のあんたは凄いじゃない」

 私は不器用だ。回りに追いつく為に他人の倍頑張る。即興で何か
が出来る人ではない。練習に練習を重ね人並みに成る。
 ガクンと落ち込む。その後は地獄だった。一度カンニングをする
とメモから離れられなく成る。それに気を取られると相手役の台詞
が聞こえない。演技は相手に反応してするものだ。

 カンニングしろと言われた事は、能無しと言われたも同然。そう
思ったら自分に対して怒りが込み上げた。休憩中にそのシーンの台
詞を必死で覚えた。勿論相手役の分も。出演者のクローズアップを
撮影する辺りで、ようやく台本から離れられた。私のクローズアッ
プは最後だったので、どうにか総てを撮り終えた。

 凄く寒い日で、一時は雨が氷に変わった。撮影クルーの学生に日
本人が一人居た。その彼とのお喋りは楽しかった。昼食は私だけ寿
司を注文してくれた。しかし、思い出すのは辛い出来事ばかり。出
演料の無いこの仕事が、一番辛く一番勉強に成った。「いろんな経
験がしたくて映画のエキストラをしています」と軽口を叩いていた
自分が恥ずかしかった。やる以上納得出来る仕事でなければならな
い。私の中の職人気質がそう叫ぶ。

 この苦い経験から、今は英語の台詞のコールド・リーディング
(台本を即座に覚え演技する)を訓練してみようかと真剣に考えて
いる。
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by shinia62 | 2006-03-10 15:20 | はりうっど、ハリウッド | Comments(5)
2006年 03月 07日

学生映画

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一時は通りが川の様に成る程の大雨が。
そんな中、雨の合間を縫って撮影が進む。


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白いシャツの男が監督。
まだ撮影が始まる前、
一瞬の陽射しにホッとする。

私にはこの後地獄が待っている。
詳細はメルマガで読んでください。
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by shinia62 | 2006-03-07 10:48 | はりうっど、ハリウッド | Comments(0)
2006年 02月 19日

Huntington Library

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ハンティントン・ライブラリーへ入り、まず日本庭園へ。
写真をばかばか撮る。
家へ帰って映画さゆりのスチール写真と比べてみたら、
有りました。1枚同じ写真が。

太鼓橋に近づきカメラアングルを下げると
下のスチール写真と同じ方角。
凄い発見をした気分。

橋の右に有る柳は現在は葉無し。
橋の向こうの桜は造花。


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鯉の居ない日本庭園なんて、
クリープを入れないコーヒーみたい。
因に私のコーヒーはブラックですが。
とにかく鯉のショットを1枚。
腹が減っているらしく、餌をくれと訴えていました。


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日本庭園から丘を登ったところに
伝統的な日本家屋が有ります。
その中に有る床の間やお茶道具を見ていると
懐かしさがこみ上げます。
上がり込んでお茶を飲みたい。


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向こうからチヨが駈けて来る。
そんな竹薮。


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今は冬、椿の花が沢山咲いていました。
そんな中で、この雪の様なツツジに心惹かれました。
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by shinia62 | 2006-02-19 07:45 | はりうっど、ハリウッド | Comments(2)
2006年 01月 04日

映画さゆり、撮影現場の経験。

映画さゆりが封切りに成った。
その撮影に参加したのは1年前の事だ。
寒い日で、花街のセットが作られているベンチュラーの牧場には、
草の上に霜が降っていた。霜を見るのは何十年振りだろう。
その辺りは特に寒く成る地区なのだ。

私のコールタイムは午前10時。
チェックインの時、係の女性が
「あなたが会長の召使役ですか。これ面白い役よ」
と言われた。が、特に注意を払わなかった。
エキストラはエキストラそれ以下でも以上でもない。

衣装、メイクなどを済ませ、控え室で待つ。
それは大テントの中に有り、沢山のエキストラで騒がしい。
中央にはスナックカウンターが有り、果物やスナックが食べ放題だ。

食べたり喋ったり、そして待つ、待つ、待つ。
他のエキストラが呼ばれても、私に声は掛からず、
待つ、待つ、待つ。

私がセットに呼ばれたのは午後4時だった。
AD(アシスタントディレクター)なのか、
ブルーのジャケットを来た女性がやって来て
「これがあなたのシーンで、ここに書かれている初老の召使いがあなたね」
そう言って1枚の紙切れが渡された。
えっ、、私には役が有るの。

それに大喜びする前に心配な事が有った。
撮影の2日前、突然左目の白眼に真っ赤な血の固まりが現れた。
目が充血していると言った生易しいものではない。
白眼部分の血管が破れ出血している感じなのだ。
以前2度程こんな事が起きた。
眼科医は心配要りませんと言う。
それは10日もすると自然に消えた。これも消えるだろう。

しかし撮影は2日後だ。
エキストラは殆ど目立たない。目が赤いぐらい何の支障もないだろう。
そう思ってやって来た。それに赤い部分は目を細めていると殆ど隠れた。
それで私は一日中しかめっ面で過す事に。

カメラや照明の位置を決めるスタンドインを使ったリハーサルが始まる。
私は自分のスタンドインをやると言う面白い経験をした。
ジープから着物と下駄で飛び降りる。これが予想以上に大変なのだ。
スタッフも危険だと思ったのか、
途中から草履に替えてくれた。
それで少し楽に成る。
結構な肉体労働だったが楽しかった。

スタンドインのリハーサルが終わると、
スター達がやって来て本番のリハーサル。

謙さんと一緒にジープに乗る。
彼は運転手の隣、私は後部座席。
ロブ監督がやって来て
「あなたの名前はアリ〜マです」
 と私に言う。アラブっぽい名前だなと思った。
謙さんに
「有馬ですよ」
と訂正されて納得。

その日は何度ジープから飛び降りたろうか。
洋服を来た謙さんがいとも簡単に飛び降りるのに、
私は必死で着いて行った。
モニターを見ていたエキストラ仲間に
「真剣な表情が良かったよ」
 と言われた。そうなのだ、あれは私の自然な演技であった。
着物と草履のハンディーは大きい。

撮影は夜中の12時過ぎまで続いた。
最後の人力車でさゆりと一緒に街を去るシーンを5、6回撮って
「ハイご苦労様でした」
 と声が掛かる。やった〜。

 この歳になってこんな経験が出来るなんて、映画って面白いですねえ。
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by shinia62 | 2006-01-04 07:00 | はりうっど、ハリウッド | Comments(2)
2005年 12月 10日

写真集

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 アマゾン・カムで買った「さゆり写真集」が届いた。
今夜映画を見に行こうと思っていたので、良いタイミング。
なかなか立派な写真集だなあとか思いながら、自分の姿を探す。

 ところが、半分ページが進んでも無い。
3分の2見終わっても無い。
5分の4見終わってもやはり無い。
6分の、、、、、(笑)。

全部見終わっても無い。
見逃したかともう一度ページをめくる、
諦めの悪い私。無い、、、、泣く。

しかし、全くないとも言えなかった。
非常に微妙に、有ったと言えば有った。

それが下の写真。
監督とカメラマンが何やら話している。
監督の左に渡辺謙。
そしてここが肝心なところ。
渡辺謙の左隣にちらりと光る禿げ頭の破片。
顔は監督の手で完全に抹殺されているが、これが私ね。
衣装で分かるのだ。
知人に写真集を見せる度、この説明を繰り返すのは気が重いが、
これに命を掛けよう(笑)。


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by shinia62 | 2005-12-10 04:04 | はりうっど、ハリウッド | Comments(4)
2005年 11月 17日

さゆり

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 ハリウッド映画「さゆり」の一場面。 ハリウッドスターが4人? 左から渡辺謙(会長)、サム(会長の召使い)、ミッシェル・ヨー(豆葉)、チャンツイー(さゆり)。後ろにもう一台カメラが有って、撮影現場の雰囲気がむんむん。アメリカでは12月9日公開です。
 
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by shinia62 | 2005-11-17 14:42 | はりうっど、ハリウッド | Comments(10)