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シニアチックな水彩画家,80歳 おさむ斉藤のブログ Watercolor by Osamu 水彩画家のロス日記 Watercolorist Diary

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2007年 10月 14日

ジョンが憤慨している理由は

ジョンが憤慨している理由は_c0053177_218946.jpg

黒い雲が空を覆って一日中寒い土曜日だった。
雨が降らなかったのが幸いと言える。
寒さに弱いぼくだからどうも志気が上がらない。
小東京のブースの中で物思いに耽るばかり。
商売はもうどうでも良い感じ。
今夜は何を食べようか。其れが重要な課題になっている。

日曜の今日は天気は良い。しかし仕事やる気無し。
朝食会で何時ものお喋り。其れもなんだか飽きて来た。
以前は何時間もお喋りに興じていたが、
最近はお開きに成るのが早い。
メンバー全員が退屈気味のようだ。

そんな中でジョンのカルチャーショックの話しが印象的だった。
2週前の週末は彼の長刀昇級テストがあった。
トーレンスのクラスでその試験が行われたとの事。
因に彼が行くクラスはパサデナに有る。
ところがその開場で起った事が理解出来ないと言う。
「これは試験で競技では有りません」
とか言いながら試合の後で「優勝○○」
てな具合にメダルを渡し始めたと言う。
それもパサデナ・クラスの生徒は無視されたみたいに
トーレンス・クラスの生徒が次々メダルを貰う。

ぼくは微笑みながら聴いていたのだが
結構興奮気味のジョン。
ぼくは現場に居ないので様子は解らないけれど
他のクラスメイトも頭に来ていて
「手紙で講義する」と息巻いていたらしい。

長刀も含め日本伝統の武芸は精神面から入るのではないのか。
メダルや昇級の内容が可笑しいとふてくされている様では
その基本が出来ていないなあ。
と冗談ぽく言ったら、ジョンは真剣にむかついているようなので、
慌てて話題を変えた。
トーレンスの先生がパサデナの先生より上のランクで
好きにやったのでは。
と言ってみたが
「暫くはクラスに行かない」
などと言い始めるし。

「ぼくの姉は日本舞踊を50年は続けているけど、
師範だとかの資格には全く興味がなくて
『あんなものに大金払うなんてはんかくさい。
私は踊っていれば楽しいんだ」
と言っているよ」
と姉のケースを引き出し、
長刀が好きなら昇級だとかメダルだとか忘れて楽しんだら。
そんな事を彼に言ってはみたけれど、
そんなものではないのかなあ。

by shinia62 | 2007-10-14 02:16 | シニアの時間 | Trackback | Comments(2)
Commented by genova1991 at 2007-10-16 19:39
なかなか難しいですね。
お姉さまのように割り切ってお稽古に励まれる方はむしろ少ないかもしれませんよ。教える方も商売だから、ランクアップを目指すように仕向けますからね。剣道も柔道も段が上がるのが目標になるのだろうし、、、よほど達観した方でないと、好きだから練習するのよ!というわけにはいかないのかもしれませんね^^
Commented by shinia62 at 2007-10-17 02:07
genovaさん

全くその通りです。絵を描いたら他人に見せたく成るし。見せたら褒められたいし。褒められたら展覧会に出品して賞取りたいし。賞取れたら有名になりたいし。人間の欲は終る事無し。もっとも其れが有るからより上達する。


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