2006年 12月 07日
朝6時、外はまだ暗い。 それでも東の空が微かに明るく成っている。 適当に身体をほぐしてから、フロントポーチの階段を下りる。 小路から表通りに出るて左に曲がる。 その30メートル程先が大通りである。 交通量の多い通りだ。 早朝でも結構車が走っている。 その流れが切れるのを待って通りを渡る。 この瞬間は何時も緊張する。 光反射テープの付いたぼくの散歩用ジャケット。 薄暗い道で効果を発揮する。 とは言え、よそ見運転にはそれも役に立たない。 小東京で名物男だった80歳の元気なおじいさんが、 ある日信号の無い通りを横断して車に跳ねられ死んだ。 その事が頭を過ったりする。 それでもわざわざ信号のある角まで歩く気にならない。 青信号で跳ねられた経験がトラウマに成っていて、 信号を渡るより車の切れた通りが安全と思っている。 もっとも車の少ない早朝だから出来る事だが。 朝の散歩で一番危険を感じるのがこの大通りである。 通りを渡ると静かな住宅街だ。 左側に小学校が有る。 そこを過ぎると又大きな通りに出る。 此処も信号を使わずジェイ・ウオーキング。 空がぐんと明るく成った。 満月みたいな大きな月が西の空に有る。 時々犬の吠える声が何処からか聞こえる。 公園につく前にもう一つ大通り。 ここには信号の無い横断歩道がある。 それを渡って公園へ。 右手にあるゴルフ場の芝生から湯気の様に湿気が立ち上る。 公園の中の通りは木々の間を通り過ぎて、 やがて大きな人工池に出る。 真っ白な靄が池を包んでいる。 とってもミステリアスな雰囲気。 空の明るさに合わせる様に、 その靄が薄く成る。 池を一周する頃には、水面が見え始めていた。 年配の夫婦がアヒルやがちょうにパン屑を投げる。 帰りは川沿いを歩く。 自然の中を歩く感じが嬉しい。 3人のホームレスがフェンスの柵に沿って寝袋にくるまっている。 寒い朝に大変な事だ。 住宅側に続く並木やブーゲンビリア。 遠目には紅葉の様で奇麗だ。 朝の光の中で彩りを増している。 学校の前まで戻ってくる頃、 朝日が並木を照らし始める。 まだ弱い横からの朝日はやけに赤っぽい。 ぼくの身体も充分温まって気持ちが良い。 最後の信号を渡る。 今日も無事に散歩が終わった。 暫く歩いていなかった。1時間10分コースだった。
by shinia62
| 2006-12-07 02:56
| シニアの時間
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Comments(6)
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lanova at 2006-12-08 05:03
1時間10分も歩かれると、かなりの距離ですよね。私はジムのトレッドミルで歩いたり走ったりで30分、その距離は1.8マイルです。ところで信号を使わず道路を横断すると、歩行者でもチケットを切られると聞いたんですが、大丈夫ですか?
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lemonodasos at 2006-12-08 05:31
私も2日に1度は1時間か2時間は歩きます。猫を見に行くだけなんですが、、、。えさはあまりやりません。そこに住む人たちが猫の訪問を楽しみにしているので、楽しみは奪えません。
そちらもまだブーゲンビリアが咲いているのですね。ギリシャもブーゲンビリアがまだ咲いています。
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shinia62 at 2006-12-08 09:14
lanovaさん
公園までの散歩道は5マイル有ります。 以前はもっと時間が掛かっていましたが、 だんだん足が速く成っている様です。 とくに寒い朝はスピードもぐんと上がる。 ジェーウオーキングは違反です、 運が悪いとチケット切られます。 殆どの場合ポリスは見いても見逃してくれます。 捕まるのは彼等の気分次第。(笑) 早朝にはポリスも居ないので大丈夫でしょう。 捕まったら日記の材料を買ったと思えば、、、。
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shinia62 at 2006-12-08 09:18
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shinia62 at 2006-12-15 06:46
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