ちょっとシニアチック Watercolor by Osamu 水彩画家のロス日記 Watercolorist Diary

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2006年 09月 25日

オーデションその成り行き。

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 朝早く電話が鳴った。エージェントのリーだった。3度目の電話
なので覚えの悪い私も彼女の名前を覚えた。「やっと話す事が出来
ましたね。オーデションに今日これますか」彼女の元気な声が響く。
オーデションは昨日だと聞いていたので、自分にはチャンスが無い
ものと思っていた。12時半だと言うので「行きます」と叫ぶ。

 教えられたアドレスは大きな家だった。こんな所でオーデション? 
ノックをするとドアが開いて、赤いシャツの若い女性が出てきた。
彼女がリーであった。大きな部屋の中に三脚に乗ったカメラが一台。
誘われて中へ入ると、「此の用紙に書き込みをしてください。それ
からカメラテストをします」名前や住所、身体のサイズなどを書き
込んで渡す。カメラテストが始まる頃、アジア系らしい筋肉隆々の
若者が入ってきた。彼もオーデションに来たのだ。CMの役につい
て少し聞いていたので、身体の良い男が居るのは理解出来た。身体
に刺青が入りマッチョを気取っているが目が優しい。

 カメラの前で幾つか質問され、それに答える。カメラを操作する
のはもう一人の背の高い女性。紹介されたけれど名前を忘れた。短
い台詞を英語と日本語で言う。そして最後に吹き矢を拭く演技。う
む、何だろう此れは。一方、マッチョの彼は上半身裸でポラロイド
撮影中。何とも眩しく目眩がする。
 ビデオ録りが終って背の高い女性がリーに言った。「I like him」。
私に恋したと言う訳ではなく、「此の人は役にぴったり」そんな意
味。

「出演が決まれば撮影は10月の2日に成りますが、予定は大丈夫
ですか」とリー。そこでどう切り出すか充分練習していた日本行き
の事を告げる。「あら、それなら駄目じゃない」とリー。私も一緒
に顔を曇らす。最初からこう成るのは解っていた事。オーデション
の経験をしたかっただけ。すみません。心で詫びる。

 ところがだ、話しはそこで終らなかった。リーが「此のコマーシ
ャルは全国版で出演料も良いし、Residual(放送される度、再放送
料が出演者に払われる)なので良い収入に成りますよ」と言うのだ。
「あなたの役は台詞も有りますし凄いチャンスだと思いますが」。
それを聞いて私は思わず「日本行きの航空券を棒に振ってもやる価
値ありでしょうか」などと質問する。「勿論、それどころか日本へ
は5.6回行けますよ」。「日本行きの前に出演が確実に成るのだ
ったら、予定を変更しても良いですが」と言ってみる。出発を1週
間遅らせたら良い。日本へ出発の前に結果を知らせると言う事で、
私は帰ってきた。さてどうなる此の結末。もう仕事が手に付きませ
ん。他にも候補が居る訳で油断が出来ないぞ。
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by shinia62 | 2006-09-25 13:12 | はりうっど、ハリウッド | Comments(2)
Commented by えりか at 2006-09-27 10:31 x
CMは相当お金良いですよ!!頑張って下さい。日本行きを予定ずらす方に賛成です。
Commented by shinia62 at 2006-09-30 06:50
えりかさん、

そんなに良いなら仕事ほしいですね。
チャンスは薄そうですが、自分のできる部分はべすとでで頑張ります。


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