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2014年 12月 07日

遅ればせながら

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遅ればせながら日本旅行のエピソード。

 日本の最後の夜はお世話になったM氏を誘い3人で夕食に出た。その後羽田空港まで行くので少々早めの夕食だった。場所は私達お気に入りの「一銚」。メニューの選択が沢山あるし美味しい。値段も手頃。店の雰囲気が良い。何時も忙しい店だ。この時も我々の前に何人か席待ちをしていた。ウエートレスが我々に「テーブルは一杯ですが◯◯席なら空きがあります」と言う。◯◯席の部分が良く聴き取れなかったのだが、私はそれを「テーブルは一杯ですがブースなら空きがあります」とアメリカ流に解釈した。良くレストランで訊かれることだ。この店には何度も来ているが私達は何時もテーブルではなくブースに座っていた。この店にテーブル席が有るのを知らなかったくらいだ。私が「それでお願いします」と言ったらM氏の表情が不安げであった。

 その理由はそこへ案内されて解った。さっきの質問は「テーブルか座敷か」ってことらしい。座敷だとN氏は座れない。私も床に座るのはもう無理だ。しかしその部屋のテーブルは掘りごたつのようにテーブルの下が穴に成っている。これなら大丈夫かもしれぬ。しかし心配しながらでは落ち着かないので、テーブルの空きを待とうと私は言った。だが一番心配だったN氏が大丈夫だと言う。私達に気を使ってなのか。それならと座敷に上がった。靴を取るのもシニアには面倒くさい。自分で経験して解ったのだけれど、この形式のテーブルは座る時に少々苦労する。一旦穴に足を入れてしまうまでが大変だ。とにかく席につくと食事が始まった。しかし私の頭の中では230ポンドのN氏がここから出るにはどんな方法が一番良いかと考えを巡らすので、食事の味が解らなかった。食事が終わり、私が考え抜いた方法でN氏を運び出した時は汗びっしょりであった。

 実はこんな事に成った原因はウエートレスが言ったテーブルの意味を私が誤解した事に有った。アメリカではテーブル席はテーブルが有り独立した椅子が何脚か回りに有るもの。これだと大きい人でも椅子を動かせるので大丈夫なのだ。その他にブース席が有る。こちらは固定されたテーブルと固定されたソファーの様な椅子が両側に有る。ウエートレスはブース型のものをテーブルと呼んでいたようだ。なので私はアメリカ式に「テーブルは有りませんがブースなら有ります」と聴き取ってしまったらしい。

 初渡米でもカルチャーショックなんて無かった私だが、日本訪問でカルチャーショックを受けた。

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by shinia62 | 2014-12-07 06:25 | シニアの時間 | Trackback | Comments(2)
Commented by Marrrsan at 2014-12-07 16:43
アメリカ生活の方が長いのですから、日本でカルチャーショックを受けたりしますよね。
Commented by shinia62 at 2014-12-08 05:02
ま〜さん、現在はネットのお陰で日本の情報が入りますが、意外なところでカルチャーショックでした。


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