ちょっとシニアチック Watercolor by Osamu 水彩画家のロス日記 Watercolorist Diary

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2012年 08月 08日

銭湯画

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NHKワールド・テレビで銭湯画職人のドキュメンタリーをやっていた。興味のある内容で仕事を止めて暫しテレビの前に座り込む。NHKワールド・テレビは英語圏を対象に作られているのでとても興味ある内容が多い。アメリカに居て日本を知るのに最高のテレビなのだ。テレビはあまり見ない私だが見る時は何時もこの局だ。番組は全部英語。実際に英語を話している物から日本語番組を英語吹き替えしたものなど。日本旅行を考えている英語圏の人にお勧めだ。いや、その予定がなくても日本に興味の有る人には必見だ。日本人の私だってこれで日本を勉強している。

 話がそれたが、銭湯画の事に戻ろう。あの富士山に松、手前に湖のお決まりの風景だ。「最近はこの仕事のなり手が少なくてね」と年配の職人がインタービューに答える。それより銭湯画そのものの需要がグンと減っているそうだ。「そのうち銭湯画職人は居なく成るのではないか」と職人は言う。そんな時彼の元に職人志願に現れた若い女性。ドキュメンタリーはその若い女性と年配の職人を追う。

 若い頃、銭湯へ行くと富士山の絵が何処の銭湯にも有った。特に注意をしてみていた訳ではないが、熱い湯に肩まで浸かって富士山を見るのは悪くない気分だった。考えてみると銭湯画の職人とはなかなか面白い職業である。しかしそれがフルタイムの仕事だとすると結構辛そうだ。いろいろ変化をつけるとは思うが、基本的に富士山と松そして湖。それを毎日描いていたら気が狂いそうだ。そんな事を考えていたせいか、絵の好きな私だが銭湯画の職人にはなりたいと思った事はなかった。映画館の看板描きに憧れた事があったけれど。もっとも私は壁画などの大きなものは嫌いだ。絵を描いている気がしない。家の壁塗りと同じ気分になる。

 今では銭湯は減っている。銭湯画の職人もそのうち居なく成るのではないか。と言うか、プラスチックなどにプリントされた富士山の絵を壁に貼付けるなんてことになるかも知れない。ビニールの切り抜き文字が看板職人の職を奪ったように。と要らぬ心配をしてしまうシニアである。

 PS。ところで銭湯の富士山の絵に夕焼けがないのは何故だろう。有るのかもしれないけど私は見たことがない。なので今日の作品は夕焼け富士を載せました。

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by shinia62 | 2012-08-08 12:00 | シニアの時間 | Comments(0)


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