2012年 05月 11日

ポールの手紙

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 最近はEメールで殆どの用事が済んでしまう。シニアの間にもコンピューターを使う人は多い。水彩画クラスの生徒はシニアが多いが、殆どがコンピューターを使っている。時代は変わりましてね。

 それでも昔ながらの手紙はまだ頑張っている、Eメールは使えても手書きの手紙にこだわる知人も居る。手書きの手紙が届くのは嬉しいが、自分が書くのはお手上げ状態のこの頃だ。漢字は読めても書けなく成っている。キーボードに頼り過ぎだ。

 こちらでは郵便配達される手紙をSnail Mailと呼んでいる。瞬時に届くEメールに比べ動きの鈍いカタツムリ・メールと言う訳だ。

 2009年に亡くなったポールと19年間に渡りSnail Mailのやり取りをした。これが手書きだったら凄かったのだが、残念ながらワープロで書いた。ポールも私も手紙が届くと直ぐ返事を書く生真面目な正確だったから続いた事だ。それが終わったのは彼が亡くなったからだ。

 彼とその連れ合いがメキシコ移住したのは1992年の事だった。私が現在の街に引っ越した年である。それまで彼はセリトス市に住んでいた。家を売りメキシコへ出発するまでの一週間を私の家で過ごした。5匹の猫も一緒だったので急がしい一週間だった。

 こうしてメキシコへ移住したポールと手紙のやり取りが始まった。最初の頃の手紙は予想外の問題が次々起こっていると言う内容だった。アメリカ人が多く住むところは避けたいと砂漠みたいな荒れ地に土地を買い家を建てた。(メキシコは外国人が土地を買えない99年間土地を借りる名目だ)電気や水を引くのにかなりの出費があったようだ。こちらの知人達は手紙が来る度気を揉んだ。心配させるニュースばかりなのだ。それでも三年目辺りから少し落ち着いて来た。しかし電話は今でも無い。Snail Mailだけが連絡の手段であった。

ポールの手紙2に続く。

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by shinia62 | 2012-05-11 10:17 | シニアの時間 | Comments(4)
Commented by 和美 at 2012-05-12 02:44 x
アメリカ人は開拓者精神のせいか、そんな人がいますね。主人のお父さんもニューメキシコ州に昔買った家が不便で、冷蔵庫や電気がプロパンガスだったと思いますが、行ってから冷蔵庫をオンにし持って来た食料を入れ、帰る時はオフにして食料を全部持って帰る必要があります。道もまだ舗装してない道で、坂なので雨が降って溝ができていて、ジープとかでないと行けません。

お友達は電気や水から始めるなんてすごいですね。スペイン語ができる人だったんでしょうね。
Commented by shinia62 at 2012-05-12 07:30
和美さん
スペイン語はあまり出来なかったと思いますがその後の事は解りません。19年住んでいたのですから少しは話せるように成っていたでしょう。ローカルの人達とも友達に成っていたようですから。
Commented by 和美 at 2012-05-12 16:00 x
留学とかで言語ができないのは、勉強の一部なので頑張る元気がでますが、歳をとって来ると今さら苦労したくない気分です。
Commented by shinia62 at 2012-05-13 02:12
和美さん
ポールはフランス留学の経験がありフランス語は流暢です。メキシコで役立たないかもしれませんが。


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