2009年 09月 15日

それを言っちゃあ、、、

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 ヨセミテ水彩画クラスで毎回行くロケーション。
ホテルの裏の川とそこに掛かる石橋。
ここは私の好きなスポットで毎年やって来る。
私の行く九月は水が少ないから、
流れも殆ど感じない水たまりみたいな川。
其の為川面と水底の石が微妙に美しい雰囲気を作る。
問題は時々生徒から出るある質問。

「川底の石を描くにはどうしたら良いのでしょか」
この質問には困ります。
その描き方はスリーステップで説明する程簡単じゃないのだ。
それに私の水彩画スタイルは写実って訳でもない。
しかし一応先生なので言葉で説明するのだけれど
生徒は疑いの眼差しで私を見るし。

 この質問で狼狽えたのはこれが二回目。
のんき者の私も先生の沽券に関わる一大事と感じた。
家へ帰ってから生徒に説明した通り描いてみる。
ほら、立派に描けるじゃない。(笑)
ただこのデモをその場で描いたら時間が掛かる。
他に生徒がいるのだから一人に時間掛ける訳には行かない。
この日の作品は岩山と石橋を描こうと言うのだから
川底の石は良いじゃないのと言いたい。
でも寅さんじゃないけれど
「あんたそれを言っちゃあおしまいよ」
と言い返されそうだし。
もっともアメリカ人に寅さんの台詞は解らんだろうけど。

 しかし今回の実験で自分の説明に自信がついた。
次からは堂々と胸を張って同じ説明をしたい。 
先生って大変である。
自分のスタイルに合わない質問にも
答えられる知識が必要だ。
それだけではない、お手本を見せる必要だってある。
私の場合それに絶える技術とセンスがあるから良いんだけれど。

 冗談だってば。


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by shinia62 | 2009-09-15 23:43 | シニアの時間 | Comments(6)
Commented by はやかわ at 2009-09-16 07:53 x
ん〜む
これは小石を描いて乾いたら水面を着色また乾いたら水の動きを拭き取る。。。どうですか?先生(笑)
Commented by shinia62 at 2009-09-16 08:32
はやかわさん
その通りなんだけれど、これを言葉で説明しても解ってもらえるかどうかが問題です。そうかと言ってこの手順を戸外の水彩画クラスで描いてみせたら、それだけでクラスが終りそうだし。しかし私の良い勉強に成ります。教える事は学ぶ事ですね。
Commented by Tsutom at 2009-09-16 12:16 x
これは、写真を撮っている私には、あまり良く分からない事だけれど、平面である写真に遠近感を付けなさいとはよく云われる。
”感”ですから、その手法によって、また雰囲気も変わると思います。
この枝の、小石は確かに遠近感が在り、水面の数十センチ下に小石が在るように見えます。すごい!
Commented by Tsutom at 2009-09-16 12:43 x
すみません!
「この枝の、小石は」ではなく、「この絵の、小石は」となります。m(。。);m
Commented by shinia62 at 2009-09-16 21:45
Tsutomさん
核心を点いてますね。つまりこれを言葉で表現してもそれ以上の微妙な技術があるので難しい。1人の生徒に付きっ切りで手取り足取り教えたくなります。大勢いる生徒の中でそれをする余裕が無いのが残念。
Commented by shinia62 at 2009-09-16 21:46
Tsutomさん
はい、了解!


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